弁護士と司法書士の違い

弁護士と司法書士の大きな違いは、法律業務範囲に制限があるかないかです。

弁護士には法律業務の範囲に制限はありませんが、司法書士は制限があります。司法書士は法務省から認定を受け、「登記や供託を扱う資格」と言われており、司法書士の代理権は簡易裁判所に限られ、その他の地方裁判所などでは代理権はありません。

2003年の法改正によって、140万円以下の債務額(借金の総額)については、簡易裁判所の代理権や交渉権が認められるようになりましたが、任意整理を依頼する場合や過払い金が発生した場合、140万円以下の債務額の場合は司法書士と弁護士のどちらに依頼しても、役割の違いはありません。

なお、司法書士といっても全員が訴訟代理権を有するわけではありません。訴訟代理権は法務省の研修を受けて、法務大臣から認定を受けた司法書士のみが有しており、これらの代理権を持つ司法書士を「認定司法書士」と呼んでいます。

当初、司法書士に債務整理(任意整理)を依頼していたにもかかわらず、任意整理では解決できず、自己破産や個人再生などの手続が必要となった場合は、別途、弁護士に依頼し直すか、司法書士に書類を作成してもらって、依頼者自身が申立てすることになります。

これに対し、弁護士に扱える法律上の範囲に制限はありません。弁護士には代理権があるため、本人に変わって書類提出から申し立てまで代行して行うことができます。さらに、弁護士に依頼した場合は、本人申し立てでは利用できない「即日面接」や「少額管財事件」といった制度も利用できます。即日面接の場合、申し立てから4ヶ月で借金をなくすことができるので、非常にスピーディーです。司法書士の場合はこうした制度を利用できないため、借金がなくなるまで6ヶ月近くかかってしまいます。

借金の額が大きい方や、自己破産と個人再生を検討している方、自分に合った債務整理か分からない方は、代理権の範囲に制限のない「弁護士」に依頼するといいでしょう。

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